3年生のいない部活
2年生が中心となる日が、訪れた。
昨日の夜からずっと不安で、部活に行きたくないって連呼していた。
怒られるのももちろん、1年生を引っ張っていくのも不安でしょうがなかった。
2年生15人中13人も珍しく来た。
良いスタートだと思う。
私が学校に来たらすでに鍵は開いているし、部室のカギも取りに行き、着々とネットを建てた。
ただ、声は出ていなかった。
その後の練習も、3班に分けたのだけれど、私が3班の一番前で、挨拶をしたりするのが凄く違和感があった。
でも一生懸命にやった。
先生が来てからの練習は、如何に2年生が3年生に頼りすぎていて、気が利いていない事が良く分かった。
今日の一つ一つの練習は、3年生がもういないという現実に引きずり込まれたようだった。
それでも練習をやらなくてはならない。
3年生の夢であった、県大会へ先輩たちのために私たちが行くんだ。